世の中にあるさまざまな職種と比較すると、介護職は全般的に低い傾向があります。全国の平均年収を見ると330万円で、月収にすると約19万円～27万円程度です。しかしこれはあくまでも平均で、どんな職場で働くか、またどんな資格を持って役職はどうかなど、さまざまな要素によって年収は大きく異なります。年収が160万円程度の介護職もいれば、720万円という人もいて、働き方によって年収には大きな差があるのです。
それでは、介護職として働く場合、どんな資格を持っていれば給料アップやキャリアアップに有利なのでしょうか？平均的な給料相場から見ると、介護福祉士の平均給料は20万円～24万年程度ですが、介護職員初任者研修中だとお給料は若干低めで、18万円～23万円程度です。実務者研修に入ると、お給料は介護福祉士と同じぐらいの年収を稼げるようになります。
ケアマネージャーの資格を取得すると、お給料はアップします。ケアマネージャーの平均給料は22万円から26万円程度で、介護福祉士よりも高めです。それでは、年代別に見た介護職の年収はどのぐらいなのでしょうか？介護職として働き盛りと言われる30代の平均年収は、約460万円程度です。役職が多くなる50代には、年収は510万円が平均となり、介護職キャリアの中ではピークとなります。
平均年収は、住んでいる地域によっても差があります。最も高いのは東京都で、平均560万円、最も低いのは沖縄県で、平均は320万円です。同じ介護職のお仕事でも平均年収には230万円程度の差があることが分かります。